【丹田とチャクラの違いと共通点】重心と支点を踏まえると見えてくる関係

解剖生理と物理で丹田のチャクラの謎を解き明かす

整体歴18年目のパンチ伊藤です。
姿勢でも動作でも整った美しいカラダには自在に操れる丹田が必須です。
今回はそんな丹田と、ヨガの世界で重要視されるチャクラを解剖生理と物理で繋げてみたらどちらもやっぱりとても重要なところに位置していることが見えてきたというお話。
このブログを読むと、丹田とチャクラの本当の意味が分かります。

目に見えず、レントゲンやMRIにも映らない丹田やチャクラ。
それぞれ武道やヨガの世界で言い伝えられてきた重要な部分ですが、「一体なんなのか?」正体に関しては未だに諸説ありみんな好き勝手に言っているのが現状です。

だけど、何なのか知りたいじゃないですか。正体がわかればもう少し扱い方もわかりそう。

そこで、解剖生理と物理で身体を見るロジカルな整体師パンチ伊藤が、丹田とチャクラを合わせてみた時に感じたことをまとめました。もしかしたらコレが正解?かもしれません。

まずは丹田とチャクラの場所

丹田はどこか

こちら丹田。上から・・・
上丹田=眉間とか眉間のちょっと上とか色々いわれています。
中丹田=檀中穴。と言い切れればいいけど、檀中はどこかというと両乳首の真ん中・・・って年取ったら下がるのかっ!
下丹田=へそ下三寸とか、こぶし一つ下とか、指三本とかやっぱり色々言われてます。

チャクラは何処か

こちらチャクラ。丹田同様、正確な位置は教えている先生や団体などによって様々。一応の目安は以下の通り。チャクラは下から数えます。下から・・・
第一チャクラ=会陰
第二チャクラ=へそ下
第三チャクラ=みぞおちとオヘソの中間
第四チャクラ=両乳首の間
第五チャクラ=喉仏の下
第六チャクラ=眉間の少し上
第七チャクラ=頭頂

どちらも良い加減で素敵です(笑)。
丹田は体の中にあるので元々【重心】という観点もあるようですが、チャクラは表面にあって開いたり閉じたりと表現され別々のモノとして伝えられています。ま、それぞれ発祥が違いますから。

喉の風邪にアレとか鼻の風邪にアレとか、風邪を治す薬は無いはずなのに色々分かれてます。腰痛はアレで膝痛はコレで、痛みは【痛み】なのにこれまた色々分かれてます。(かゆみ止めは何処が痒くてもかゆみ止めなのにね)
簡単なものを複雑に細分化するのは金儲けの常套手段。逆に、難しいことをわかりやすくお伝えすることを使命と感じているワタクシが思うに、上丹田=第六チャクラ、中丹田=第四チャクラ、下丹田=第二チャクラと、良い加減ながらも位置が重なるわけで、通常正面からしか表さないチャクラを横から見てみたら良いのじゃないかしらと作ってみたのがこちら。

チャクラの位置を横から見ると・・・

正面からの図で『氣の通り道』とか言われると何となくそんな気になってしまうチャクラですが、横から見た脊柱と この図を重ねられる人なら何かに気付くはず。

東洋医学的な良い加減さを取り除いて、明確な事実として存在する物理で身体を診るパンチ伊藤としては、丹田やチャクラは重心と動きの支点だと思うのですがどうでしょう。

重心&動きの支点と、丹田&チャクラを重ねて見る

支点と重心

身体には目に見える明確な重心・支点がないので、丹田やチャクラといった架空のイメージが生まれたものだと思われます。ワタクシ的解釈をまとめると以下のようになります。もう一度このイラストを見ながらチャクラの順番とは逆にわかりやすく上からいきますと・・・

チャクラを横から見ると・・・

第七チャクラ=頭頂=はじっこ
はじっこというのは支点になる場所でもあるわけです。ココがズレて顎が上がったら頭の重心は後ろへ下がります。開いたら宇宙とつながる?知らんけどw

第六チャクラ=眉間の少し上【上丹田】=頭部の重心
眉間の少し上は頭蓋のど真ん中です。頭は5~6kgもあるので重心を取ることはとても大切。しかも眉間にシワを寄せると頸のチカラは抜けません。

第五チャクラ=喉仏の下=C7(下部頚椎)
首の前後の動きは頚椎の下部が大半をになっています。ここが首の支点。頚椎ヘルニアのほとんどはここで起ります。

第四チャクラ=両乳首の間【中丹田】=T7(胸椎7番。背中の丸みの頂点)
胸部の重心。確かに加齢とともに胸椎後弯の頂点は下がってくる場合もあります。が、乳首とイコールとは思えません。

第三チャクラ=みぞおちとオヘソの中間=T10~12(下部胸椎)
胸腰移行部と呼ばれるあたり。回旋の動きと前後屈の動きの境目(つまり支点)になっていて椎骨の圧迫骨折は大半がこのあたりで起こります。ここから上へ僧帽筋が、下へ大腰筋(腸腰筋)がはじまります。つまり、本当の意味での上半身と下半身の境目はココ。

第二チャクラ=へそ下=【下丹田】=L4-5(下部腰椎)
腰部の重心。人体最大の臍下丹田。脊柱と骨盤(仙骨)の境目にもなっていて動きの支点でもあるので腰椎椎間板ヘルニアの殆どはここで起ります。

第一チャクラ=会陰=坐骨・股関節
座る時の支点坐骨。立った時は動きの支点股関節。

重心と支点をアンダーバーで色分けしてみました。
今ある知識を総動員して繋ぐとこんな感じです。いかがでしょうか。

ヨガでも武道も、動きの支点や境目にある重心を感じて丁寧に扱うことを重要としているわけです。
ただひとつ疑問なのは、なんで脚に無いの?ということ。ヨガは胡座、武道は正座を基本としているからでしょうか?赤ちゃんがまず座るように、坐骨を支点としてまずちゃんと座りなさいということでしょうか?

チャクラは脚にも

そこで考えたパンチ伊藤的丹田(チャクラ?どっちでも良いけど)は、膝、足首、足裏の3つを足した以下の10箇所。

丹田?チャクラ?実は10か所

実際はこんな綺麗に重なっているわけではなく、あっちこっちと揺らいで負担を分散しています。どこかが大きく動いたら別の何処かがカウンターで大きく動いてバランスを取る。そうやって揺らぎなら二本足で立っていられるわけです。

数十分の立ちっぱなし、座りっぱなしで腰や頸が痛くなるのは丹田のズレが大きい証拠。隣のチャクラあたりが痛くなってくるはずです。

姿勢の崩れは丹田のズレを生じます。丹田がズレたらチャクラは閉じます。
決して別々のモノではなく全て影響しあっているのです。

重心と支点の関係が分かる実験

重心と支点の関係を操ると身体が一番軽い状態になる。そんな様子がわかる簡単な実験をしてみました。余計な痛みを生じさせたくなければ、丹田を操りましょう。

本気でカラダを変えるなら、今!

丹田が叶える未来
人体の宝、丹田を発掘し自在に操る事が出来れば【行きたい・やりたい】が叶います。

アラフォー・アラフィフの皆さん。
【今】はじめれば10年後は天と地です!